秋元克広市長は1月30日、臨時記者会見を開き、2023年度当初予算案を発表した。一般会計の予算額は前年度当初比2・6%増の1兆1922億円。統一地方選挙(4月9日投開票)を控えるため、義務的経費中心の「骨格予算」となるが、物価高騰や新型コロナウイルス感染症対策を重視し、過去最大の予算規模となった。23年度予算は、同時に発表した22年度補正予算と一体の「16カ月予算」として編成し、当初と補正を合わせた一般会計の予算規模は1兆2117億円。選挙後の補正(肉付)予算の財源として地方交付税を30億円留保した。秋元市長は会見で「市民生活をしっかりと支える予算にした」と述べた。特別会計と企業会計を加えた全会計の当初予算総額は1兆8495億円。補正予算案と合わせ、13日開会の第1回定例市議会に提出した。